瞑想を紐解く①
2021/10/18
ヨガスタジオアルモニ代表の吉川里奈です。
今回は「瞑想」についてのお話し。
座って目を閉じ心を鎮め、心身の不動状態をつくるようなイメージがあるかと思います。
瞑想は、ヨガのルーツでもあるインドの古語、サンスクリット語では「ディヤーナ」といいます。ディヤーナが中国で「禅那」と訳され、禅として日本に伝わりました。
ヨガは「繋がる」や「結ぶ」という意味があるのですが、そもそもは、瞑想によって本質と「繋がる」ことを目的としたあれこれをyogaと呼んでいたのですね。
ヨガや瞑想が世界に拡がり、様々な手法が確立されてきたため、瞑想の種類は数えきれないほどになりました。
(瞑想といえばマインドフルネスが有名になりましたが、各種瞑想のご紹介はまた別の機会に)
さて、瞑想の効果は、現代において科学的に証明されつつあります。
によれば、
『科学的観点から見た瞑想の有効性』として
「多くの研究で瞑想の疾患への効果を調査しており、高血圧、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎患者の炎症を緩和する可能性があるという科学的根拠(エビデンス)があります。不安感や抑うつ感の症状を和らげ、不眠症患者にも効果がある場合があります。」
と説明されています。
一般的には
・集中力
・リラックス
・共感性
・前向きさ
・自己肯定感
などに、良い影響を与えるという報告が多くみられます
私は、ヨガスタジオの運営をしながら、スクールでのヨガ講師育成も手がけ、瞑想の本質を伝えたり、実践方法のアドバイスをしたりしていますが、瞑想の効果を実感できるかどうかは、シュラッダー(信念や信仰の意味)が、あるかどうかで変わってくるなと感じています。
1.瞑想とは何かを知り(知識)
2.瞑想によって辿りつく境地を信じ(信念)
3.瞑想を継続する(実践)
これは瞑想だけに限りませんね。
どんなことも、知識と信念と実践のバランス。
もし、瞑想をしているけど、いまいち効果がわからないという方は、知識が足りているか、信じて取り組んでいるかを確認してみてくださいね。
実践してみたい方は、誰でも行いやすい、誘導瞑想(言葉やイメージで瞑想状態へ導く瞑想)からはじめてみましょう。